火山小説「死都日本」シンポジウム -リアルタイム掲示板-
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28. シンポジウムの写真 2003年05月26日 04時33分09秒 投稿:ヨッシー
 [http://maechan.net/k-sakusen/photo/]

POCHI PRESS 提供のシンポジウムの写真をアップしました。


27. 当直終了 2003年05月25日 17時18分21秒 投稿:掲示板臨時当直作業員
当該行事終了につき17:18をもって当直を解き原隊に復帰します
みなさまお疲れさまでした

26. 盛況のうちに終了 2003年05月25日 17時10分31秒 投稿:ヨッシー
 
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著者挨拶
 

25. 著者(石黒さん)いわく 2003年05月25日 17時08分47秒 投稿:Cauli.@会場
最初は妻に読ませるために執筆したとのこと。

150ページの「パターンIV」とあるのは、I、IIは数か月単位の推移、IIIは噴火しないというパターンが設定されていたが、枚数を削るために割愛したとのこと。

#文庫化は上中下の3冊構成ですね。

24. 大森一樹監督いわく 2003年05月25日 16時58分43秒 投稿:Cauli.@会場
映画化の際の英題は \"Death Cover Japan\" が良いと。
死覆日本というわけですな。

23. 第5部 パネルディスカッション2 2003年05月25日 16時09分53秒 投稿:ヨッシー
 
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22. 第5部 パネルディスカッション 2003年05月25日 15時58分27秒 投稿:ヨッシー
 
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21. 壇上発言より 2003年05月25日 15時54分35秒 投稿:Cauli.@会場
「噴火予知連は必ずしも同好会ではありません」に苦笑。
「必ずしも」に実感がにじんでいるように聞こえた。

20. 速報No.4 2003年05月25日 14時26分18秒 投稿:中川和之(代理投稿:ヨッシー)

第4部:「破局噴火」のリスク管理
13:25-13:40 高橋正樹(日本大学):大規模カルデラ噴火のリスクと予測可能性

 日本列島で超巨大噴火は、ピナツボなどと比べても規模は大きい。超巨大噴火。100立方キロにネーミングした。
 カルデラ周辺は直接的な被害に被る。姶良カルデラの超巨大噴火は450立方キロという大きなモノ。関東地方に10センチ以上。かなり離れたところに出てくる。最初は丹沢で発見されて南九州で発見されたと信じてもらえなかった。圧縮される前は当時は倍ぐらいあった。
 もっと大きいのは、阿蘇の4火山灰、8−9万年前、網走に15センチ以上つもっている。日本全体が30センチ以上に覆われている。
 鬼界カルデラのアカホヤ=6300年前はもう少し小さいが、大阪付近で20センチ。縄文のような原始的な生活なら大丈夫だろうが。
 九州独自の文化が西日本にあったが、噴火後は東日本か朝鮮半島の文化が入ってきて、西日本全体がかなり壊滅的な影響を受けたのだろう。
 超巨大噴火は、通常考える防災の範疇を超えている。多の地域からの援助が前提になるが、この災害は戦場。根本的な危機管理ではないか。めったにおきないので、ふつうは考えないが、行政マンや政治家などは考えておかないと。ここまでくると、自然災害とは言えないのではないか。
 前兆現象は不明な点が多い。過去にあった中南部九州か北海道以外の場所で起きる可能性は低いだろう。
 超巨大噴火の間隔は数万年から数十万年、静かにしているところほど危ないだろう。火口配列は直線上だが、巨大噴火は分散や環状にできる。
 経過時間の長さでマグマの蓄積時間、火口配列は地下に巨大マグマだまりがあるか、
 独断と偏見で、阿多カルデラとくっちゃろカルデラが危険度が高い。前回から時間がたって周期に入っている。くっちゃろはリング上に噴火している。やや低いのが姶良、鬼界、低いのが阿蘇と支笏。
 加久藤は、霧島は変な分布をしていてたくさんな火山がある。
 洞爺カルデラも有珠が噴火したが、大規模からは時間がたっている。
 地震波速度構造で速度が遅いところにマグマがあるとみえる。

伊藤
 噴出物の総量、100億立方キロ、富士山の総量が400−500立方キロ、阿蘇は富士山本体の1.5は出たと言うこと。

13:40-13:55 早川由紀夫(群馬大学):現代都市への破局噴火リスクの評価
 98年の学会でしたことがある。新聞記事になって、大きく出るはずだったがもっと他の先生の意見が必要と、4段にとどまった。富士山で2400年前に山が崩れたようなことがあれば10万人の人が一気に死ぬというようなことも書いた。
 町田さんは87年ごろから書いている。百年、千年、万年後の日本の自然と人類という本に書いた図。日本列島のどこでいつは局噴火が起きたか。書く火山で数万年起きに起きており、日本中で見ると1万年に1度起きている。
 11万年間のリストアップをし、破局噴火=マグマが100億立方キロのものが1万年間隔で起きる。
 185年前にインドネシアで起きた。バヌアツで500年ちょっと前に置き、10世紀に白頭山で。世界だと1000年に1度ぐらいの割合で起きている。
 日本の都市をかつて襲った火砕流。どうなるか。鬼界カルデラは7300年前に起きたが、現在20万人が住んでいる。榛名山だと30万人、姶良は300万人、阿蘇は1000万人を超える。
 特徴的なのは全部死ぬこと。神戸の地震は不平等な災害、火砕流は非常に平等。地震で死なないためには投資すればいい。倒れないようなところに住んでいればいいが、火砕流はどんな豊かな人もなくなる。
 「何となく、死んでもらいますという数字でいい気持ちがしない」という。一般国民はあまりうれしくない。知った者は説明責任があり、乗り越える壁が現状にはある。
 静岡で東海地震がおそれられているときの戯れ歌がある。国民は割と強い。
 まず、リスクを認知する。このシンポジウムもそうだが。専門家がやるべき事を書いている。そして、リスクアセスメントをする。最後にリスクマネジメントをする。対策をするか、それともしないか。住むには対策などはできないが、国としてどうするか。
 箱根から5万年前の噴出物は横浜郊外まで達したという実績マップも作っている。榛名山、浅間山の実績マップ。30−60万年の火砕流が席巻している。

13:55-14:10 吉川肇子(慶応大学):低頻度大規模災害のリスクをどう伝えるか
 小山さんからいただいたお題を、心理学の立場からお話しできるといいが、答えは持っていない。どういう事を考えておかねばならないのか、お話ししたい。
 読んで問題としてありそうなことは二つ。全員死ぬならどうしようもないのではあるが、市民の立場で何かできることは、備えや心がけはできるかもしれないが。防災意識、災害意識を高めるのはとても容易ではない。破局噴火は1万年に1度、これも災害研究では20数年に1度は人々の防災意識を持たせるが、100年に1度は難しく、さらに1万年に1度は難しいのではないか。
 20何年に1度は、親がこどもに伝えていけるぐらいなのかなと。現実的には、非現実的な楽観主義。人々は災害のこと、リスク全般を甘く見る傾向が知られている。
 いろんな病気や災害で人はなくなるが、私は大丈夫、去年も大丈夫だったから大丈夫ということ。
 避難の指示があって避難するか。避難しない人が多いのは過去の事例で知られている。財産を気にして動かないとか、公共の避難所がよくないとか、どう避難していいか分からないとか。連絡が届かない人は気が付かない。
 人間が災害に当たってどう行動するか。映画やテレビ、フィクションだと、人々が走って右往左往するという絵柄はあるが、短期的にはあるだろうが、現実にはパニック的なことはあまり起こらないと知られるようになってきた。災害が起こることをどう伝えるか、以下に人々に意識を高めてもらうかが重要。いうと人々が過剰に反応するのでは、パニックをおそれて、控えめに言うとか、出さないというのではなく、心理学的には大変とは考えず、避難しないし、右往左往もしない像のほうがありそう。
 起こらないと書いたが、3つの条件=本当に危ない・我が事だと思う、速く逃げないとそのルートがダメになるというルートが限られる、情報がないの3つ。この条件がそろうのは滅多にない。
 パニックを前提にしない情報提供を考えた包囲委というのが私の提案。
 88年に災害情報をどう伝えるか、世界的なWSがあったときに、課題として災害意識をどう高めるか、備えてもらうためにどうしたらいいか、空振りをしないためには、どうしたら刑法を信頼してもらえるか、避難をしてもらえるか、日常に緊急計画をどう巻き込むか、情報を出すか控えるか、組織間の調整をどうするか、解決しなければいけないと言っているが、15年たっても前進はしてもまともな答えは出ていない。
 練習してできないことはない。考えていないことはできない。まさかのことには火事場の馬鹿力が出るわけではない、緊張したときには普段やっていることをやってしまう。ふさわしくないことをしてしまう。呆然とテレビの前に座ってしまうのではないか。
 死都日本では、ここがちょっと現実的でないと思ったのは、首相があらかじめ練られた戦略にてきぱき指示をするが、実際には過去の事例は組織間調整がうまくいっていない。行政担当の部局、警察、消防などが出てくる。そんなに戦略がうまくいくかどうか。多くの人が関わることで、愚かな決定をすることも知られている。
 ここでは、集権されてうまくいっているが、日常的にはそういう組織ではない。それで対応がうまくいくか、フィクションに感じた。

伊藤
 吉川さんの話で、組織間調整が話題になったが渋谷さん、よろしくお願いします。

14:10-14:25 渋谷和久(内閣府防災担当):国はどう対応するか
 私からお願いして是非出たい。静間というヤクニン、非常にかっこういい。誰もが振り返るはっとする美男子。つい力を込めて読んでしまった。大変スマートで、かっこいい。ぜひ映画化するときには私も候補者の一人にと申し上げたら、シンポジウムに出た。大変怖い話を延々と聞かされ、どう国が対応するかと言われても。
 すげえなあと思ったのが去年の11月、着々と手を打っているのかというと。低頻度大規模災害に集中的に議論するのが珍しいわけで、そういう問題意識を含めて幅広く検討したい。静間ならどうするかと考えてスライドを作った。
 46年に災救法、59年に災対法など、災害に応じて法的な対応をしてきた。国土保全が国、いざというときには市町村が応急対応。市町村が一義的という法律なので、基本的に想定していない。いっぱい災害対応の法律がある。トータルに束ねている災対法には戦略は書いていない。
 教訓その1は、亡くなった人の大半は圧死。ほとんどが即死。耐震化に力を入れているが、1月に内閣府調査で小中学校や公共建築物でも疑問があるのが半分を超えている。戦略的に進めて行かねばならない。
 教訓その2は、的確な情報が上がってこないので、官邸でNHKをみていた。一番変わったのは国の緊急対応。私もPBを持っていて、当番の人は30分以内に危機管理センターに駆けつける。官邸近くの宿舎にいてシャワーを浴びているとどうするかと、緊張感を持って暮らしている。
 一応、緊急災対本部、非常災害対策本部を立ち上げることになっている。
 作者から、危機管理センターの質問があったが、写真は見せてはいけないのでイメージ図。マルチスクリーンの前に幹部が並ぶ、自衛隊が生の映像を30分以内に流す、大規模地震は被害想定を出す。震災以降変わった点。緊急参集チームなので、お父さんの家に遊びに行くというと渋谷けがき機ではないかと心配される。消防、警察のチーム、自衛隊の自主派遣の明確化、DISの整備、拠点病院の整備もできている。
 教訓の3は、層配意ながら、ほとんどの人が隣近所の人に助けてもらっている。公的な人に助けてもらったのは2割で、生存率も低い。隣近所が大事というのが大きな教訓。中防で防災協働社会、行政だけでなく、住民、企業、NPO全員参加型の防災対策をと。
 国土保全事業、警戒宣言と応急対応という運用、必ず来る大規模災害には、ただ予知をして応急対応をするだけでなく、被害想定をきちんと講評し、予防から応急、復旧まで含めた国家戦略を作る。初めて国家として戦略を出す。昨年から専門調査会でデータ公表をしている。
 今週の後半には東海地震の大綱をだす。
 今まで何もしてこなかったか。ミティゲーションはしてきた。堤防の整備=1400人、崖崩れ対策=400人、耐震化=2700人、ものすごくお金を替えても何十万人は難しい。東海地震ですら、先ほどのようなオーダー。死都日本は破局的な災害には、施策の組み合わせではなく、グランドデザインが必要。国は短期的な説明が必要。1万年に1度だと財務省がどういうか。防災という枠を超え、菅原首相がかっこよう悔いっていること。防災という枠にこだわらず、国土作り、社会システム作りという話だろう。日本軍、なぜまけたか、グランドデザインがなく、属人的、成果より動機を重視している等々、耳の痛いことばかり。防災行政にもグランドデザインを持ってと統合戦略を持つべき。1万年に1度の災害から明日起こる災害まで。
 治療だけでなく、日頃からの病気にまけない体作りが必要。健康のためにだけでは長続きしない。健康のためには死んでもいいと、サプリメントを飲む人もいるようだが。
 非常時だけを目的だと難しい。日頃やっていること、防災行動と意識せずにやっていることを。社会が企業の取り組み、地域の取り組みを美談としてではなく評価する。
 防災と呼ばない防災、誌上の力を借りた社会システムが災害に強くなる社会、過去の教訓をきちんと伝承していく。この3つのプロジェクトを国が考えていく。
 二宮尊徳の大農は草をみずして草を刈るという。私どもは中農に来ているところとおもうが、大脳に近づいていきたい。

19. 速報No.3 2003年05月25日 13時30分54秒 投稿:中川和之(代理投稿:ヨッシー)
第3部:「破局噴火」がもたらすもの
12:40-12:55 井上公夫(日本工営):大規模火砕流の後に何が起きるか―ピナツボ火山の事例から
 JICAの専門員で8回、現地に行ったことなどを報告したい。
 2日前の写真、ピーク時は台風できれいな写真はない。噴火当時のランドサットの画像。噴火3年前と、噴火して6カ月後の写真真ん中の白いところが火砕流堆積物。降下火砕流。周辺がラハール。
 火砕流のはしを逃げるという話があったが、2次爆発のクレーターが大きいものが1キロある。マニラまで降灰が届いたという。雨が降ったらまず逃げることは不可能。3年度の10月に2次爆発があり、大きな被害も起きている。
 ほぼ同じ時の島原と比較した。火砕流の分布範囲と島原半島とほぼ同じ。ラハールの範囲は50キロで止まっている。島原全体が100億ぐらいなので、50倍。今回の小説の10分の1。現地は人生経験が変わるイメージがある。破局噴火は1万年に1度というが、ピナツボは過去3万年に4回ある。今回は一番小さい。3万年前のが一番大きく、今回より5−10倍大きい。
 その地域は火山山麓の丘陵地で人が住んでいない。ゲリラが住んでいる。噴火による被害は数十人。ラハールの被害は今なお続いている。東側は関東平野と同じ一番の穀倉地。西側はいまもまったく手つかずの場所。
 1万分の1の地形図、直径8キロのカルデラ外壁の溶岩ドームがほぼ完全に吹き飛んだ。クラーク基地から見えているが丘陵地が手前にあったのでシロっぽい火砕流が基地までは来なかった。
 90億立方、半分ぐらいは固定されると考えていたが、東部地区では半分以上出ている。西側はかなり残っているが。溶結SITAKA細流大地はなく、ほとんどは未固結のまま、雨が降ると二次爆発となり下流に流れた。
 河川の流れ、航空写真を見ながら調べている。93年に直径1キロの火口から火砕流が出た。ラハールで天然ダムもできている。仮称が上がったり下がったりするのを同じ場所から撮影している。
 クリアランスが10メートルぐらいしかない地点もあった。一晩で6000万立方の湖水が外に出て、1億5千万立方のラハール。日本では報道されなかったが、幸い方向が被害なかった。
 火砕流堆積物は流出した堆積物。いろんな予測があるが、想定範囲で、イレギュラーで河川そうだつがあり急激に出たところもある。
 経済援助で、国道や端もできあがり、この地域は噴火前は豊かになったが、あくまで東側だけ。

岡田
 大規模な噴火の後は、かならずラハールが起きる。その報告をいただいた。
 スプリンターカリブがどうなるか。ダンテスピークの溶岩流の上を走ったというインチキな話と違って本当かと言うことかと思う。

12:55-13:10 千葉達朗(アジア航測):スプリンターカリブはモルタル化した火砕流上を走るか
 いつも掲示板を見ていただけているとおもうが、こんなに多くの方に直接。カリブは私も、小山さんも、石黒さんも乗っていた車。トヨタに頼んで資料を探していたが、今は売っていないということで、毎日の山崎さんが写真を送ってくれた。
 カリブとはどういう車か、どういうルートを走ったか、モルタル化とはという話。
 トヨタの初めての自家用車タイプの4wd車、ハイトコントロールがあり、火山学者に愛好者が多い。どのように霧島から逃げていったのか、地図に落としてみた。
 赤く見えているのが傾斜のきついところという鳥瞰図にすると、プリントアウトしたモノを置いてあるので、お持ち帰りください。
 青い線に沿って逃げていく。インターを降りたところからから慰留が迫ってきて、峠のところで追いつかれる。インターから峠を登ったところで横倒しになり、戻っていって別の峠を抜けて助けられた。
 滝があって警告がある有名なところ。西側の火砕流が遮られるようなところで、いと火砕流も来ていない。富戸までの直線、都城盆地が海抜100M。1000mの鰐塚山脈がついたてになっている。
 モルタル化とはどういうことかというと雲仙の事例を紹介したい。
 92年12月27−29日の調査。火砕流の上には泥流の痕跡がある。網状に固まった堆積物が残っている。黒っぽく見えるのがふかふか、白いところはかちかち。水が火砕流の上を流れたときはしみこめずに表面に跡を残したのだろう。シロっぽいところは歩いても平気だが、ぬれていないところに踏み込むと潜ってしまう。助けもせずに写真を撮っている。スコップもぶすっと刺さっている。
 慣れるとすたすた歩ける。中に空気が含まれているので厚いが、トントンと占め固めるようにすると載っても大丈夫。ずぼっとやると潜っていく。
 28日に雨が降り土石流も出た。29日に同じ場所に行った。
 一昨日歩いた後がかちかちに固まっていて、めり込まない。色も変わって足跡が彫刻のように残る。雨によって堅くなってモルタル化したのではないか。色も茶色に変わっている。
 山の色も変わった。真っ白や灰色から茶色に変わり、ドームが多少崩れているところは変わっていないが。水を蒸発させることができないくらいの温度のところは色が変わる。
 29日の写真と同じところ、上の部分が厚くなっている。雨に当たってかちかちになったのだろうと、ぬれていないところに水を加えてみた。ビーカーの中に火砕流を入れたが、いろんなモノが入っていて、コンクリートよりもモルタルに近い。水を入れたら、ものすごい気負いで季報が出て、発熱する。見事に3分ほどでモルタルになる。実験で分かったのは、火砕流に水を加わると固まる。何が起こっているかというと、三宅の噴火で東大の島野さんが公開している写真。水と反応して、石膏ができるのがポイントでは。含水率は0%だが。
 これくらい堅くなるのでカリブを支えられるが、走れるかどうかは運転手の腕とルートハンティング次第。ムービーを作ってみた。

岡田
 考古学の観点も含めて話をしてもらう。ポンペイなどもそうだが。

13:10-13:25 成尾英仁(鹿児島県立武岡台高校):縄文の灰神楽−鬼界アカホヤ噴火と大地震
 すぐ火砕流にやられるところ。井村さんとすぐとなり通し。鬼界アカホヤのもう少し詳しい話。
 噴火に連動して大地震が発生した、火砕流で倒木と地層の変形、噴火の食性への影響、縄文文化への影響。
 鬼界アカホヤの火山灰は200キロ離れた霧島でも、火山豆石があって、その上に火山灰がある。牛のスネロームという火山灰が挟まっている。
 鹿児島の遺跡の発掘現場に面白いモノが出てくる。アカホヤを撮ると、断面で砂が上がっている。鹿児島県内にたくさん出てきている。種子島、屋久島でも、1mの高さに大きな石が上がっている。
 石が上がっていることは種子島全域と屋久島西側、鹿児島本土で砂の脈がある。液状化現象の痕跡。地震の痕跡と考えられる。
 一番大きなところは直径50センチが2−3m上がっている。火砕流の前田というのは間違いない。砂の脈は、鬼界アカホヤ火山灰に覆われたり、火山灰に挟まれたりのタイプがある。
 火砕流の時期に液状化、火山灰がふってくる途中で地震が起こっている。噴火の最中に非常に大きな地震が2階起こったのではないかと想定している。軽石と火砕流の前か後かだが、軽石と火砕流の間に発生したと思われる。
 れき脈、阪神大震災のポートアイランドで観測されたが、ここでは数メートルごとにれき脈がある。
 移籍に現場にあると言っているが、地層がひっくり返っているところがあるが、そこを火砕流が覆っている。同じ遺跡に、火砕流にやけた木がある。火砕流で燃えてひっくり返って、その上をさらに覆ったのでは。
 プラントオパールの中に入っているガラス質を調べて。アカホヤの前では照葉樹が発達しているが、その後はススキに変わる。火砕流に覆われたところはススキなどの草原になり、それ以外の地域は照葉樹。
 アカホヤ直前の文化は、平底式土器など、九州独特のモノとして7000年前から栄えていた。それが断絶したと言われていたが、産業のない鹿児島で公共事業で発掘が進むとどうもそうでもない。
 北部に展開した文化から、ここのとどろき式の土器文化はアカホヤの前に栄えていたことが分かってきた。九州本土の南側は、遺跡が減少するが残っている。治まってくると北部から南下してきて、文化は断絶はしなかったようだ。
 2度の大地震、火砕流の遠方では回復可能な影響にとどまっている。

18. お昼休みのサイン会 2003年05月25日 12時40分00秒 投稿:撮影:ふじた(代理投稿:ヨッシー)
 
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17. 速報No.2 2003年05月25日 11時38分42秒 投稿:中川和之(代理投稿:ヨッシー)
岡田
 続くふたりは、観測の側から。まず、すぐに殺されてしまうとおっしゃっている鍵山さん。

11:05-11:20 鍵山恒臣(東京大学地震研究所):火山観測からみた霧島火山と加久藤カルデラ
 この写真が、小説に出てくる霧島火山研究所の改築される前の美しい姿。
 増築に増築を重ねた火山。富士山のように美しくない。霧島の山頂はどこかと言われても返答に窮する。
 姶良があり、安楽が埋もれていて、加久藤、小林。人吉ではないと地質学者からは言われている。
 1910年代、60年代に群発地震が起きている。噴火と同じ時期。霧魔の北西から南東の図だが、地震の震源の深さがだんだん右側に浅くなる。加久藤カルデラから震源が移動してくる。何かが動いてきている。加久藤カルデラから霧島にマグマを供給しているのではないかと。雲仙と同じと思われるだろうが、ここが元祖。太田さんもここから。
 霧島は北西南東に引っ張られている場所。裂け目やずれができる。何が起きているかというと、そういう場所に火山が生まれてくる。マグマが好きなところに出てこれるので簡単に火山ができる。
 カルデラの列の西側には沖縄トラフがある。広がりたがっているところ。
 岩石をやっている人は否定的だが、電磁気探査で電気抵抗を測ると、電気が流しやすい層ができたり、帯水層にマグマからのガスで温泉ができる。硫黄山、新燃岳の下は帯水層があり、電気抵抗の低いところがある。おはちにはない。
 山奥で1−2週間、観測をする。白い服の集団は電磁気の調査を我々と同じようなことをしているような気もする。理由はほとんど同じ。
 加久藤にマグマはあるか? やった結果は、大きく○を書いたところ、深さ数キロ、海老野地震の群発地震があったところは非常に電気抵抗が高いが、マグマがあると積極的には言えない。
 噴火は、1年未満の桜島から、1万年のカルデラ生成まである。数十年の火山の一部は、定常的なマグマ供給があり、噴火までに起こることも系統立てて理解されているが、大部分の火山は県章が必要。今、数百年の一部に攻め込んで言っている。1万年まで行くだけの余力はない。
 規模の大きさに興奮しているだけで、専門家はいいのか。社会が求める情報をどう提供できるのか。ステップの提案も大事。カルデラで、何が分かっていないのか。準備がいつどう行われるのか、ある日突然なのか。数日か、数千年なのか。証拠を持っているのか、そのために何が必要か。深さ30キロまでの構造の調査、複数の地域のスナップショットを比較する。時間的水位を想像力をたくましくして調べることが必要。
 カルデラ前夜の原地形。平原、成層火山、ちっぽけな火山がちらほら? 私は構造性盆地、潮力場で陥没し、マグマが噴出するより地下に観入して蓄えられる場所。火山はないが、温泉がある場所が研究対象では。
 人吉盆地は、予約されたカルデラか? 阿蘇と加久藤の間にはない。まんなかに1つぐらいあってもいい。第4期の火山はない。だけと温泉はある。電気抵抗の低い領域もある。
 こういう話をしていて、地質やさんに裏切られる。最後に、ありましたと言われると身もふたもないが。
 重力の図、比抵抗の図、鹿児島からは加久藤で止まっていて人吉まで行っていないのか。何万年か人吉怒る寺ができるのでは。ないのは火山だけ。

岡田
 質問はありますか?

石黒
 作者でございます。二つお詫び、すぐ殺してしまい、額がはげ阿画邸ルト書いてしまいました。質問ですが、私は適当に書いてしまったが、加久藤の下にはあまりマグマはないが、西側にはあると言われたが、本では小林からつなぐ線にあるとかいたが、そのあたりなのか?

鍵山
 次作を書かれるのであれば、死んでいたのに突然現れたら嬉しい。北西側は霧島の飯盛山やえびの岳、小林方向には側線は張っていないので。その気になれば調べられる。

岡田
 では次に移らせて頂く。

11:20-11:35 山岡耕春(名古屋大学):日向灘の大地震と九州地方の地震・火山活動の関連性
 今日は、小山さんにだまされて2日に間眠い目をして、翌日の広義は大変だった。今日は最初に日向灘の地震があって群発が始まったと書いてある。最初のプロローグで読まれる。地震と火山の関連、九州の内陸の地震活動と、日向灘の大きな地震が関係ある話をしたい。
 海溝沿いの地震が、内陸の地震をトリガーする例、東北日本は三陸沖の地震があるが、内陸の噴火、地震が活発になるという報告がある。西南日本は、東海、東南海、南海、自身と関係して、内陸の活断層地震も関係している。内陸がトリガーされるのではなく、静穏化が続くというマイナスの関連。九州の日向灘、20年に1度ぐらい7−8の地震がある。内陸の地震が活発化するのは比較的よく知られた事実。
 調べてみたら、大きな地震とそれ以外の地震の比較。横軸は+−6年。ヒストグラムで書いてみると、過去100年で5,6回起きている。日向灘の地震の前後にピークが大きく出ている。ここでは、日向灘の自身の前に内陸で地震がある。
 南海トラフの地震で書いたのが御池さん等の論文。自身の前に徐々に増えて、地震が起きて直後数年あり、静かになる。地震のサイクルで地震を起こそうと思っているときに周りから刺激(内陸の地震)をされると地震が発生する。
 ΔCFF、地震が地震をを引き起こす。摩擦の法則に沿って力がかかり、ある周辺で力がかかっていることが分かる。
 1999年の鳥取県西部地震によって、地震が起きやすくなるところと、起きにくくなるところが推定され、余震の分布もそれに沿って起きた。
 九州の地震、日向灘と、別府島原地溝帯。15−20年に1回大きな地震、内陸は桜島の地震の直線に日向灘の地震が起きているが事例は一つだが。
 地震の頻度分布は、日向灘の前に増えて、地震が起きるとしばらくして元に戻る。内陸の地震のエネルギー放出速度のようなモノ。
 日向灘の小さな地震は、自分自身の後でより起きている。日向灘地震の前後では、前では南によって、後は北に。
 スロースリップが起きて、九州内陸の地震が引き起こされ、さらに日向灘の地震に繋がり、さらに内陸の地震に。
 日向灘地震のΔCFFを書くと、北に起きやすくはなるが、悩ましい。
 まとめとしては、事実としては連動している。小説の中のプロローグはありそうなストーリー。地震発生前から内陸地震が活発化している。スロースリップの可能性がある。

岡田
 午前中の時間は過ぎてしまったので、質問は午後にお願いしたい。

講談社からアナウンス
 ジュースは1階に自販機がある。昼食時に、著者のサイン会がある。

16. 速報No.1 2003年05月25日 11時07分50秒 投稿:中川和之(代理投稿:ヨッシー)
火山小説「死都日本」シンポジウム ―破局噴火のリスクと日本社会―
日時:2003年5月25日(日)10時〜17時
場所:講談社ホール
司会・進行:伊藤和明(元NHK解説委員)・岡田 弘(北海道大学)

西川・会場内の注意事項など(会場内は喫煙と間違えて笑いが起きる)。外部に出られる方は、入館証をしめして。

伊藤
 本日は夕方までの長丁場ですので。火山学者、地震学者、官公庁、一般の方々もたくさんおいでで多士済々。こういう問題への関心の深さを表しているのでは。司会は、私と岡田さんの二人でやっていきますのでよろしくお願いします。最初に世話人を代表して小山さんにご挨拶と、第1部の講演にも入って頂きたい。

10:00-10:05 世話人あいさつ
 おはようございます。世話人の代表を務めさせて頂いている小山です。言い出しっぺで代表を務めているが、たくさんの方々の人徳によって支えられている。こんなに大事になるとは思っていなかった。今日はかなり時間が厳しいので、次の話と開催の趣旨も含めてお話したい。

第1部:「破局噴火」とは何か
10:05-10:20 小山真人(静岡大学):火山学者からみた「死都日本」の意義と魅力
 石黒さんが書かれた死都日本という小説。これを知ったのは、千葉さんが管理している掲示板。昨年10月25日に、千葉さん自身が面白いと書き込んだことが知った最初。荒巻さんが11月1日のハザードマップ委の非公式な勉強会で是非読めと言われたので1週間で読んだ。
 簡単な内容を紹介すると九州でへこんでいるが何万年に1度カルデラ火山が並んでいるが、加久藤カルデラで噴火が起きたという想定。霧島の北西にある凹地型。予知連は、最悪の事態として考えているが、霧島の大規模噴火を考えたマップを作った。原発の廃炉の準備などもしていたが、予想よりも早く巨大噴火になり、宮崎平野を火砕流が遅い、そこで主人公がどう生き延びるか。天の岩戸伝説などを巨大噴火を描いているなどと、格調高く書いている。
 自然災害をどうとらえるかの図。横軸に災害の頻度を撮ると、頻度が小さい災害ほど巨大。最大の立ち上がり時間をとると、特徴が分かる。対策を講じるモノは頻度が比較的高くて、立ち上がり時間が短いモノを災害ととらえる。時間が長いものは環境問題となる。頻度が小さく、立ち上がり時間が長いものは対応されていない。火山噴火の一部を災害として認識しているのにすぎない。
 このシンポで考えたいのは、災害の規模、頻度をどこまで撮って、対策をするのか。横軸に時間をとると、火山の噴火は過去に遡るほど巨大となる。どこまで過去に遡って対策するか、考えるかは相当悩ましい問題。それを宮丸と、過剰投資になったり、不足したりする。
 箱根火山は東京の近くの活火山だが、3000年、1万年、2万5千年と遡ると必ず死ぬ範囲がかなり広がる。5万年まで広げると横浜郊外まで広がる。どの火山も、過去を遡っていくと次々と被災の範囲が広がる。
 災害履歴を十分遡っていないマップがごろごろしていて、低頻度現象をどのように取り扱うか、山体崩壊と大規模火砕流のの問題が頭を悩ます。
 山体崩壊は実績図で済ませるのがほとんど。大規模火砕流を対応したマップは知らない。九州の姶良、阿蘇もあるが、マップにはない。
 喜界カルデラの噴火で一つの文化が滅びている。10世紀の朝鮮半島の白頭山噴火がある。
 学者の中でも、巨大火砕流のハザードマップを学会発表している例もある。アエラに巨大噴火の危険度を示した記事も出たこともある。しかし、これでなにかがうごいたわけではない。
 死都日本を高く評価するのは、最悪の場合でも、長期的には国土に恵みをもたらすことが海底あること。
 長期的には、人間が利用できる豊かな土地になるという終わりになっていること。リスクだけでなく、ベネフィットも描けているいい小説。私の話はこのぐらいにしたい。

岡田
 本日の発表時間についてコメントしたい。10分で1鈴、12分で2鈴をならす。なるべく、質問も受けたい。最初はなかなか質問が出ないが、では次にいきたい。

10:20-10:35 荒牧重雄(東京大学名誉教授):カルデラ噴火の地学的意味
 題目は、カルデラ噴火の地学的意味という話だが、地学は地球サイエンスなので非常に大きな話。地球全体の学問だが、表面近くの話が多い。惑星としての全体ではなく、近く上部マントルだけ。
 私が若い頃に火山学の研究を志し、学会で発表すると、こういう質問があった。火山の噴出物は薄っぺらで量が少ない。地学現象の全体を動かしているのは造山運動とかが重要だと言われて、そういうものだとちょっと思った。地質図に17%が火山噴出物。そんなに火山活動は大して大きくないのかなと思うが、大陸近くを考えると少しずつ成長している。大陸のヘリが広がるのは何か物質を追加せねばならない。付加帯の形成で沈み込みたいでかいよう側から乗っかっているモノが寄せられてできる。物質が広がる。もう一つは真下から。玄武岩マントルがモホ面に張り付く。
 カブ近くが玄武岩室マグマで熱せられて、替わりに地表に出てくる。スケールを考えると、地学的なスケールで考えると、10のマイナス6乗のダンプ200台分から6乗の日本列島までのサイズで考えると、巨大噴火は10の3乗。一番小さなのはマイナス6乗の雲仙の火砕流から、10の3乗までがありうる。カルデラは火道の径より遙かに大きい。大きなカルデラができる際、マグマの発砲現象が重要。何もないところに気泡ができて膨張する。地表に吹き出すしかしょうがない。大規模な火災噴火のメカニズム。マグマだまりの中で泡がいっぱいできて吹き出し、一部は火砕流に、もっと広く降下火砕流になる。
 火口は1,5キロ以下、カルデラは2キロ〜。惑星全体で考えると、惑星火山学ではクレーターという言葉を使う。火山学では火口だが。
 カルデラはmax60キロ、隕石口は180キロまである。世界で一番よく分かっている濁川のカルデラ、三角形に吹き飛ばしている。中型はクレーターレイクのカルデラ。いりともそれに近い。姶良カルデラは、まだ確定しておらず、今後の検討課題。カルデラの地下構造はよく分かっていない。
 目撃できるイベントは小さなモノしかない。
 火砕流の大きい方がカルデラを作る。いと、阿蘇で300万立方、イエローストーンは一桁上、それがほとんど瞬間に出てくる。まだなかなか分かっていないのが実情。
 直径20キロぐらいのくぼ地、遠景の割れ目から大規模な火砕流が出てきて、数百キロm立方の火砕流を出して陥没する。非常に短時間に非常に大量なけいちょうしつのマグマが出た。その何倍ものマグマだまりがあっただろう。高橋さんの大崩山のカルデラ研究の成果もある。
 カルデラができたと言うことは大規模火砕流が出ていると言うことになる。
 下から玄武岩室のマグマが上がって、近くの下部が熱で上がって、けいちょう質の座布団のようなマグマだまりができるという説。
 成層火山群がだんだんマグマだまりが上がってきたが、大部分が固まってくる。シエラネバダ、バソリスの典型と言われる。300−400キロぐらいある。浅く花崗岩の貫入眼帯があって、周りに少し火砕流の跡が残っている。数十キロのカルデラの集合ではないか。
 大きなカルデラは、大きな上部マントルのマグマだまりがある。日本列島近くに大きな役割を果たすのではないか。
 大規模カルデラ、大規模火砕流は火山の極めつけの活動の端っこであろうと考えられる。 

岡田
 火砕流について、非常に小さいモノから大きいモノまであることを分かりやすく話して頂いたと思う。

10:35-10:50 宇井忠英(北海道大学):南九州の大規模火砕流の多様性
 大規模火砕流が出るというテレビ番組の動画をだした。死都日本に実績が照会され、カルデラの分布図が示されている。3つのカルデラ。
 喜界カルデラの幸屋火砕流、360ページに書かれている。直径20−30キロあった火山島が、陥没して残骸がかすかに残っている。薩摩竹島、薩摩硫黄島、人口100−200人。噴火の立ち上がりに何が起きたか分かる。カルデラの中のどこかで噴煙中が派手に立ち上がり、軽石がバラバラふってくる。厚さが2メートル弱。その後、小規模な火砕流が繰り返している。クライマックスの火砕流噴火が起き、出口の破壊が置き、大きな岩も含んだ火砕流もあり、火砕流本体も出てくる。
 九州本土まで30−40キロ、屋久島、種子島までも同じぐらい。本土では厚さは薄くなる。あわせて2メートルぐらい。大隅半島中部に行くと、1メートル足らず、鹿児島県北部では軽石層。九州本土に薄く広がった。
 喜界アカホヤ火山灰は、分布限界は東北南部までたい積している。東北以南ははいだらけになった。縄文早期は、鹿児島県のある集落が噴出物に覆われて消えてしまった。土器のタイプが変わっていることが分かる。小山さんと同じ文献だが、火砕流発生前には底が平らの土器、噴火の後は底が丸い形の人が住んでいる。南九州の生物は噴火で一時全滅したのだろう。津波も発生し、地震も起きていると思われる。
 次に古いのが姶良カルデラの噴火。最初は軽石がふってきて、次は火砕流、火砕サージが起き、噴出の中心がカルデラの中心に移り、クライマックスに移る。噴火の立ち上がりから時間がかかったようだ。火砕流でまったいらな地形ができた。シラス台地。山間の盆地、平野部を覆っている。
 火山灰が気流に流されて広がっている。北限は北海道にひっかかっている。長野県の御嶽山の山麓で、薄い白い色の20センチ足らずつもっている。
 とがったやじりの氏族が住んでいたが、噴火後に人種が入れ替わっているようだ。
 10万年前の阿多カルデラ、小規模な噴火から、温度の高い火砕流が流れ、溶結岩。死都日本に書いてあるように、発生源と反対側の斜面に乗り上げ構造が見られる。阿多火砕流の特徴は、死都日本でも出てくるように谷に沿って流れて広がっていく。噴火の始まりから噴出源が移っていく、噴火口の位置が変わっていく。谷を越えて流れるだけでなく、地盤の表面を削り混むこともある。
 地質学的に調べることで、破局噴火のシナリオを調べることができる。時間経過はあまり詳しく分からない。路頭を残さないものは把握できない。死都日本の噴火は、3つの噴火の中では阿多火砕流に最も近い。

岡田
 第1部の3人の方の発表に質問がないようなら次に参りたい。

第2部:「破局噴火」の現場の今
10:50-11:05 井村隆介(鹿児島大学):霧島火山の噴火史とハザードマップ
 もしこの小説と同じ事が起きたら、個々に立っていられない。20年ぐらい前から霧島を研究し、地質図を出した。
 火山と認識していない人も多い霧島。明治の頃はもくもくと噴煙を上げている写真も残っている。れっきとした活火山で将来も噴火すると言える。人間が生きている時代、古文書、日本書紀などで分かることがあるが、それより古いと地質学。
 地質図は、霧島山はたくさんの火山が集まっていることをどうやって調べるか。
 えびの高原付近から脱出を測るわけだが、ふどいけという火口から、そこからの溶岩が流れていることが空からの写真や地形を見ることで分かる。それだけでは地質の分布は分かるが形成史が分からない。
 霧島北東の小林市の切り通しに、鬼界カルデラの火山灰などにもう少し近いところの噴出物もある。山の近いところでは降下軽石がある。10キロ離れると、小林軽石が薄くあるだけだが、50キロやってきた巨大噴火の火砕流が上にある。
 知られている霧島の火砕噴火でも3メートルぐらい。ここ1万年前に起きたモノはその程度で、2万5千年前の巨大噴火はその下に厚くたまっている。
 火山灰の厚さの分布図を書くと、どこから出たか分かってくる。この山がどれぐらい前にどのぐらいの噴火を起こしたかも分かってくる。一番新しいのが硫黄山で、江戸時代。だんだん古くなっていく噴火紙を組み立てられる。地表に出ているのは全部加久藤火砕流後にできた山々で覆われている。
 地熱利用のボーリングをしてみると、それより深いところに火砕堆積物がある。加久藤が出る前にも同じような山を作っていたのだろうと言うことが分かっている。
 噴出物の厚さと分布でおおよそのボリュームが分かる。長期的な噴出物が分かってくる。最近数万年の平均、日本の平均と変わらないが、粉=テフラと溶岩の割合が違う。最近は爆発的な噴火になっている。
 住民まで言っている地図、町独自で作った過去の災害履歴の図。家畜はいざとなればしんせきに預けられるようにと言うようなことも書いている。国土庁のマップ指針を受けて作った。宮崎県の消防防災課のページに、紹介されている。避難所の位置なども点滅している。宮崎県はたいしたものだが、鹿児島にはない。
 霧島崋山で破局噴火はあるのか、僕に問われていること。分からない。本当に科学的な根拠を持って言えるのであれば教えてほしい。マップを巨大噴火で作るという話があるが、どう考えても私は鹿児島大にいて鹿児島で生活して、姶良カルデラの元になったようなところに住んでいる。どこから噴火を起こっても助からない。火砕流の分布図を作ることに意味があるのかと思う。
 91年の微噴火前に半径2キロの立ち入り禁止。このときは破局噴火には
つながらなかったが。


15. テレビ取材 2003年05月25日 10時54分48秒 投稿:ヨッシー
TBSのカメラがきています。
夕方のニュース注目です。

14. 埼京線・湘南新宿ライン区間運休注意 2003年05月25日 10時03分24秒 投稿:掲示板臨時当直作業員
 [http://www.jreast.co.jp/train_info/kanto.asp]
埼京線は、池袋駅立体交差化工事のため、22時00分頃まで、赤羽〜大崎駅間で区間運休し、赤羽駅で大宮方面への折返し運転、りんかい線への直通運転中止となります。このため、終日、快速運転を中止し全ての電車が各駅に停車します。

13. 本職臨場ス 2003年05月25日 10時03分14秒 投稿:掲示板臨時当直作業員
早川氏より当直作業を受命し臨場しました。
よろしくお願いします。

12. 準備中2 2003年05月25日 09時54分58秒 投稿:ヨッシー
 
P5250081s.JPG 
 

11. 準備中1 2003年05月25日 09時54分05秒 投稿:ヨッシー
 
P5250080s.JPG 
 

10. アクセス 2003年05月25日 08時02分08秒 投稿:Pochi
 [http://www.kodansha.co.jp/main/company/map_main.html]
アクセスにこれ使ってほしかった。って今更ですが。

これから出かけます。

9. 現代都市への破局噴火リスクの評価 2003年05月25日 06時35分03秒 投稿:早川
 [http://maechan.net/hayakawa/pub/sitonippon.files/frame.htm]
では私は,パワーポイントファイル全部をここで先行公開してしまいましょう.




7. 明日会いましょう 2003年05月25日 01時24分39秒 投稿:Hal.T
おつ、でました内臓図、すばらしい。

6. 会場展示ポスター 2003年05月25日 00時31分31秒 投稿:ちば
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/shitonihon7s.jpg]
講談社ホールのロビーに展示する予定のA0ポスター

平面図上の黄色の線がカリブの走行ルートです。
同じものを、A3でも用意しています。

5. 講演要旨 2003年05月24日 17時54分20秒 投稿:早川
 [http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/etc/abstracts.html]
ただしテキストのみ

4. 当日の速報要員です 2003年05月23日 22時33分54秒 投稿:中川和之
 [http://member.nifty.ne.jp/n-kaz/index.html]
 皆さん、こんにちは。中川@時事です

 当日は、開始前は受付、第4部まではメモ係に徹します。各部が終わり次第、順次、この場にメモを流してもらいます。(私はコンパクトフラッシュに入れて渡すだけ(^_^;))

 どぞ、よろしく。なお、5部のパネルは壇上に上がるため、メモ取りができないのでお許しくださいませ。

3. ポスター 2003年05月23日 22時16分32秒 投稿:早川
 [http://www.wada-denkido.co.jp/]
 
sitonipponposter.jpg 






和田電氣堂謹製
 

1. 5月25日のプログラム 2003年05月23日 20時53分38秒 投稿:早川
 [http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/etc/hakyokusympo.html]
司会・進行:伊藤和明(元NHK解説委員)・岡田 弘(北海道大学)
1000-1005 世話人あいさつ
1005-1050 第1部:「破局噴火」とは何か
 小山真人(静岡大学):火山学者からみた「死都日本」の意義と魅力
 荒牧重雄(東京大学名誉教授):カルデラ噴火の地学的意味
 宇井忠英(北海道大学):南九州の大規模火砕流の多様性

1050-1135 第2部:「破局噴火」の現場の今
 井村隆介(鹿児島大学):霧島火山の噴火史とハザードマップ
 鍵山恒臣(東京大学地震研究所):火山観測からみた霧島火山と加久藤カルデラ
 山岡耕春(名古屋大学):日向灘の大地震と九州地方の地震・火山活動の関連性

1135-1240 昼食

1240-1325 第3部:「破局噴火」がもたらすもの
 井上公夫(日本工営):大規模火砕流の後に何が起きるか―ピナツボ火山の事例から
 千葉達朗(アジア航測):スプリンターカリブはモルタル化した火砕流上を走るか
 成尾英仁(鹿児島県立武岡台高校):縄文の灰神楽−鬼界アカホヤ噴火と大地震

1325-1425 第4部:「破局噴火」のリスク管理
 高橋正樹(日本大学):大規模カルデラ噴火のリスクと予測可能性
 早川由紀夫(群馬大学):現代都市への破局噴火リスクの評価
 吉川肇子(慶応大学):低頻度大規模災害のリスクをどう伝えるか
 渋谷和久(内閣府防災担当):国はどう対応するか

1425-1440 休憩

1440-1700 第5部:パネルディスカッション「破局噴火と現代日本社会」
 コーディネーター:伊藤和明(元NHK解説委員)
 パネリスト:渋谷和久(内閣府防災担当),杉浦信男(国土交通省),山里 平(気象庁),中川和之(時事通信),林 信太郎(秋田大学),鎌田浩毅(京都大学)
 会場も含めた総合討論
 世話人あいさつ
 石黒 耀:シンポジウムへのコメント

終了後,都内で講師・パネリスト・作者を囲んだ懇親会


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